この公の場で書くことになるとは思いませんでしたが、この何年もの間タダ働きを強いられてきて、流石にもう自分に正直に行きたいなと思いここに書きたいと思いました。
それにより、こういう事があっていますよと、知って頂きたいなと思います。
僕は2010年からパリに住み始めました。
そこでJuste deboutという専門学校に通い始めます。
それからその学校を卒業し、2014年からその学校で働き始めました。
僕のダンスカンパニーは、ダンサーの方々ならご存知ある方が多いかと思われます。
ジャスデブことJuste Deboutです。
クネクネしたマークが浮かんできますね。
会社に働き始めてから直ぐに給料がもらえなくなる状態になりました。
しかし、こちらで住むVISAを持っていない僕はVISAのためにタダ働きをしょうがなく続けました。
毎度給料を払ってもらうように頼んでも、「お金を集めたら直ぐに渡す。」と言ったきり全く連絡も来ません。
働く少し前、このカンパニーに就職できたので、それまで働いてきたレストランをやめたのですが、給料未払いのためまたレストランで働くこととなります。
それから、2014,2015とお金をなんとか頼み、2016年にこの2年間の給料をもらいました。
2017年の暮れにVISAをやっと取得、2018年に少しだけお金をもらえたのですが、やはりまたストップ。
2016,2017,2018とトータルで5000ユーロ(65万円)以上の未払いです。
自分でもよく耐えたなと感じます。
今は会社を辞めれるのでとりあえずそのお金を受け取ってからやめようと思っています。
それか、労働局に問い合わせをするつもりです。
現に今も世界的に有名なダンサーから無名のダンサーまで僕と同じ状況なんです。
会社はイベントを主催する事がメインでそこで働いているダンサーにはお金を与えません。
今月Juste Deboutの裁判が行われます。もちろん、未払いの件で訴えられています。
会社はものすごい額のお金を払わなければいけなくなるでしょう。
ここのダンスイベント自体は若手から大御所のダンサーまで魅力にさせる良いイベントなのですが、蓋を開けると底辺は最悪です。
僕はフランスのダンス仕事で、3件ほど同じような状態になりました。
給料がもらえなかったり、給料がものすごく遅く払われたりしています。
どうか海外に来てダンス活動あるいはアート分野の活動を行いたい方、ショックな現実を知ってでも活動されたい方は十分に気をつけてほしいと思います。
本当に痛い目を見るのは僕だけであってほしいです。
僕自身、来年度から僕は新しいダンスの専門学校で働きます。
そのオーナーはしっかり給料を払ってくれる人なのを知った上で働きます。
なので、前よりも安心して働けます。
無名なダンサーのちょっとした悲鳴ですが、
同情してほしいというよりも、この未払いの仕事が多いという現実を多くの方に知ってもらいたいと思っています。
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